不用品の回収業者が作業中につけた床や壁のキズは補償されるのか

不用品の回収業者

不用品回収業者に使わなくなったものを引き取ってもらう作業中に、運んでいる品物が落ちたり壁や床をこすってしまうと、簡単には消えないキズが残ります。通常は壁や床をシートやダンボールで養生しますし、作業員は慎重に品物を運ぶはずですが、それでもキズがつく可能性は否定できません。万が一にもキズがついたときに、誰が責任を負うのかというと不用品回収業者です。

不用品回収の作業でついたキズに対して、健全な不用品回収業者であれば誠実な対応をしてくれるでしょう。しかし、悪質な不用品回収業者の場合には、行方をくらませてしまいます。その場合は、依頼人は損害を自分で負担することになります。不用品回収業者を選ぶときには、この点を踏まえて損害賠償保険に加入しているかどうかを確認しておくべきです。損害賠償保険とは不用品回収業者が保険料を支払う保険で、作業中に依頼人の家の壁や床をキズつけたり、運んでいる品物を壊した場合、保険金が出ます。
損害賠償保険に加入していれば、不用品回収業者の負担は軽くなりますし、依頼人は補償を受けられるので問題は円満に解決できます。

床や壁のキズは補償されるのか

作業中のトラブルに備える損害賠償保険ですが、保険料を負担したくない不用品回収業者は加入せずに営業をします。そのような不用品回収業者に頼むことがないように、見積もりで保険に加入しているかどうかを尋ねると良いでしょう。また、ホームページで保険に加入しているかどうかを記載していることもあります。
保険についての確認をするならば、補償される上限額も尋ねるほうがいいです。

保険で補償をしてもらうときのことですが、まず不用品回収業者に状況を確認してもらい、修理できるかどうかを判断します。場合によっては、写真を送ることで対応してくれる不用品回収業者もいるので、後日に気がついたときに撮影をしておきましょう。
浅いキズで修理できるというのであれば工事の手配が行われますし、深いキズで修理が不可能であれば賠償金の支払いということになります。